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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻2号

1997年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療 アレルギー疾患治療薬の進歩

抗アレルギー薬の種類と作用機序

著者: 冨岡玖夫1

所属機関: 1東邦大学佐倉病院内科

ページ範囲:P.233 - P.236

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ポイント
●現在,いわゆる抗アレルギー薬/抗喘息薬は20種類あるが,これらについての統一した一定の呼称,見解はない.
●アレルギー性疾患発症にかかわるケミカルメディエーターとしてヒスタミンのみならず,ロイコトリエン,トロンボキサン,血小板活性化因子などが一定の役割を果たすことが明らかになるにつれて,抗アレルギー薬の開発の焦点はこの3種類のケミカルメディエーターの特異的な合成阻害薬と拮抗薬に向けられた.
●抗アレルギー薬は,実用上,あえて①抗ヒスタミン作用を持たない抗アレルギー薬と②抗ヒスタミン作用を持つ抗アレルギー薬に分けられる.
●現時点で,抗アレルギー薬の効果の判定をいつ行うかについて判断する科学的な根拠はないが,経験的には3カ月で判定してはどうかと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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