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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻2号

1997年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療 アレルギー疾患治療薬の進歩

アレルギー性炎症や喘息の病態に対するステロイド薬の作用

著者: 田村弦1

所属機関: 1東北大学医学部第1内科

ページ範囲:P.257 - P.259

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ポイント
●ステロイド薬はlipocortin-1などの蛋白を増加させ,アレルギー性炎症を抑制する.
●ステロイド薬は喘息に関連する多くのサイトカインやケモカインの転写を抑制し,アレルギー性炎症を抑制する.
●ステロイド薬は血管内皮細胞上の種々の接着分子の発現を直接的に,または間接的に抑制し,結果として肺内への炎症細胞の浸潤を抑制する.
●ステロイド薬は気道粘膜の浮腫形成や気道分泌物の産生を抑制するが,気道平滑筋の収縮を直接には抑制しない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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