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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻2号

1997年02月発行

文献概要

今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療 アレルギー疾患治療薬の進歩

喘息におけるテオフィリン薬の新しい側面と使い方

著者: 大田健1

所属機関: 1帝京大学医学部第2内科

ページ範囲:P.278 - P.281

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ポイント
●テオフィリンは,気管支拡張薬として喘息の治療で中心的な役割を演じてきたが,抗炎症作用という機能的に新しい側面を持つことが指摘されている.
●テオフィリンは,肥満細胞や好塩基球からの化学伝達物質の遊離を抑える.
●テオフィリンは,好酸球に作用し,in vitroではアポトーシスを介してIL-5の存在下での寿命延長を,in vivoではその活性化を抑制する.
●テオフィリンは臨床的にも,発作時の治療および慢性管理において有用で,喘息治療の第一選択薬とするにふさわしい薬剤と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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