文献詳細
文献概要
今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療 アレルギー性疾患治療の最近の話題
免疫抑制療法
著者: 美濃口健治1 足立満1
所属機関: 1昭和大学医学部第1内科
ページ範囲:P.326 - P.329
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●気管支喘息の病態は慢性の気道炎症であるため,治療の中心はステロイドであるが,ステロイド薬の長期使用で副作用が出現した患者や,ステロイド薬抵抗性患者には免疫抑制薬が必要とされる.
●シクロスポリンはステロイド抵抗性の有無を問わず,T細胞の細胞増殖反応やサイトカイン産生を抑制する.
●ステロイド依存性重症喘息患者にシクロスポリンを投与すると,ピークフロー値や喘息症状が改善し,さらにはステロイド依存量も減量可能であった.
●その他の免疫抑制薬として,FK 506やメソトレキセートがアレルギー疾患治療薬として有効性が示されている.
●気管支喘息の病態は慢性の気道炎症であるため,治療の中心はステロイドであるが,ステロイド薬の長期使用で副作用が出現した患者や,ステロイド薬抵抗性患者には免疫抑制薬が必要とされる.
●シクロスポリンはステロイド抵抗性の有無を問わず,T細胞の細胞増殖反応やサイトカイン産生を抑制する.
●ステロイド依存性重症喘息患者にシクロスポリンを投与すると,ピークフロー値や喘息症状が改善し,さらにはステロイド依存量も減量可能であった.
●その他の免疫抑制薬として,FK 506やメソトレキセートがアレルギー疾患治療薬として有効性が示されている.
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