文献詳細
文献概要
今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技 胃・十二指腸疾患
胃腫瘍—腹腔鏡的アプローチ
著者: 大谷吉秀1 大上正裕1 北島政樹1
所属機関: 1慶鷹義塾大学医学部外科
ページ範囲:P.454 - P.457
文献購入ページに移動●腹腔鏡下手術は創が小さく,術後疼痛が軽微で,術後の運動制限が少ない.早期の社会復帰ができ,美容上優れている.
●腹腔鏡下胃局所切除術は,胃粘膜癌で隆起性病変(IIa)では腫瘍径25mm以下,凹性病変(IIc)では腫瘍径15mm以下でかつ潰瘍形成のない症例に適応となる.
●胃粘膜下腫瘍は,腫瘍径20mm以上で手技的に切除可能な症例を適応としている.
●広範囲に全層切除できることから,EMRに比べ安全,確実である.
掲載誌情報