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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻3号

1997年03月発行

文献概要

今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技 膵・胆道系疾患

膵仮性嚢胞

著者: 古屋直行1 武川建二2 長谷部修3

所属機関: 1信州大学医学部第2内科 2信州大学付属病院光学医療診療部 3長野市民病院内科

ページ範囲:P.493 - P.495

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ポイント
●6〜8週間以上経過した径5〜6cm以上の膵仮性嚢胞は自然消失の期待は少なく,感染・出血・腹腔内破裂などをきたす危険があり,ドレナージ術の適応がある.
●膵仮性嚢胞に対する低侵襲治療手技には経皮的治療,内視鏡的治療があり,良好な治療成績が報告されている.
●内視鏡的治療には,経消化管的穿刺ドレナージ術と経乳頭的ドレナージ術があり,特に膵管系と交通を有する嚢胞の場合には,経乳頭的ドレナージ術が有効である.
●いずれの治療手技においても,重篤な合併症をきたす危険があり,合併症に対する適切な処置および予防対策の検討が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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