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文献概要
今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技 肝疾患
肝膿瘍
著者: 柴田実1 三田村圭二1
所属機関: 1昭和大学医学部第2内科
ページ範囲:P.512 - P.514
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●わが国の肝膿瘍の90%以上は,胆道系の細菌感染から生じる化膿性肝膿瘍である、
●化膿性肝膿瘍の治療は,抗生物質の単独治療はほとんど効果が期待できず,低侵襲治療手技である膿瘍ドレナージと抗生物質の併用が標準的な治療法になっている.
●最近,胆道系の悪性腫瘍や閉塞性黄疸に続発した難治性の多発性肝膿瘍も増加しており,これらの疾患は膿瘍ドレナージのほかに内視鏡的逆行性胆管ドレナージや経皮経肝胆道ドレナージによる胆道減圧術も必要となる.
●わが国の肝膿瘍の90%以上は,胆道系の細菌感染から生じる化膿性肝膿瘍である、
●化膿性肝膿瘍の治療は,抗生物質の単独治療はほとんど効果が期待できず,低侵襲治療手技である膿瘍ドレナージと抗生物質の併用が標準的な治療法になっている.
●最近,胆道系の悪性腫瘍や閉塞性黄疸に続発した難治性の多発性肝膿瘍も増加しており,これらの疾患は膿瘍ドレナージのほかに内視鏡的逆行性胆管ドレナージや経皮経肝胆道ドレナージによる胆道減圧術も必要となる.
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