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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻3号

1997年03月発行

文献概要

今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技 肝疾患

肝膿瘍

著者: 柴田実1 三田村圭二1

所属機関: 1昭和大学医学部第2内科

ページ範囲:P.512 - P.514

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ポイント
●わが国の肝膿瘍の90%以上は,胆道系の細菌感染から生じる化膿性肝膿瘍である、
●化膿性肝膿瘍の治療は,抗生物質の単独治療はほとんど効果が期待できず,低侵襲治療手技である膿瘍ドレナージと抗生物質の併用が標準的な治療法になっている.
●最近,胆道系の悪性腫瘍や閉塞性黄疸に続発した難治性の多発性肝膿瘍も増加しており,これらの疾患は膿瘍ドレナージのほかに内視鏡的逆行性胆管ドレナージや経皮経肝胆道ドレナージによる胆道減圧術も必要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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