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今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて 高血圧ガイドラインから
高血圧ガイドライン—欧米の考え方
著者: 築山久一郎1 大塚啓子1
所属機関: 1神奈川県立がんセンター循環器科
ページ範囲:P.600 - P.604
文献購入ページに移動●治療の要否は疫学的成績により判断し,①未治療例の標的臓器障害の進展,②治療による絶対危険度の減少,と同時に,③相対危険度の減少を評価基準とする.
●欧米諸国の指針は疫学的成績を基盤に作成されているが,最近,絶対危険度を重視する傾向がみられる.
●血圧管理基準は疫学的成績の評価を基に作成された.しかし指針間に差があり,いずれの指針の妥当性が高いかは明確でない.
●各種の指針は共通して一次薬を利尿薬,β遮断薬,ACE阻害薬,Ca拮抗薬,α遮断薬とするが,初期治療薬を利尿薬,β遮断薬に限定する指針には反論もある.
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