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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻4号

1997年04月発行

今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて

降圧療法の最前線

白衣(性)高血圧の管理

著者: 齊藤郁夫1

所属機関: 1慶応義塾大学保健管理センター

ページ範囲:P.639 - P.641

文献概要

ポイント
●高血圧患者全体の20%以上が白衣高血圧である.
●白衣高血圧の心血管系合併症の発症頻度は正常者に近く,持続性高血圧より予後がよい.
●治療前のABPの拡張期血圧が85mmHg未満と低い白衣高血圧群では,降圧薬治療によりABPが低下しない.
●白衣高血圧における降圧薬治療の有用性についてはさらに長期で,大規模な検討が必要であるが,当面は,非薬物的治療で経過をみるのが常識的である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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