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文献概要
今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて 合併症を伴う高血圧—個別治療の実際
腎疾患
著者: 中村哲也1
所属機関: 1群馬大学医学部第2内科
ページ範囲:P.686 - P.689
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●腎障害を伴った高血圧症では,高血圧が腎機能障害を引き起こしたのか(高血圧性腎硬化症),腎障害によって高血圧が引き起こされたのか(腎実質性高血圧)の鑑別が大切である.
●血清クレアチニン濃度が2.5mg/dl未満の場合には,ACE阻害薬やCa拮抗薬を病態を考慮しながら第一選択薬として使用し,第二選択薬としてα遮断薬あるいはβ遮断薬を用いる.
●血清クレアチニンが2.5mg/dlを超すような場合には,ACE阻害薬は腎機能を低下させることがあるため,他の薬剤のほうが安全であると思われる.Ca拮抗薬やα遮断薬は第一選択の薬剤と考えられる.
●腎障害を伴った高血圧症では,高血圧が腎機能障害を引き起こしたのか(高血圧性腎硬化症),腎障害によって高血圧が引き起こされたのか(腎実質性高血圧)の鑑別が大切である.
●血清クレアチニン濃度が2.5mg/dl未満の場合には,ACE阻害薬やCa拮抗薬を病態を考慮しながら第一選択薬として使用し,第二選択薬としてα遮断薬あるいはβ遮断薬を用いる.
●血清クレアチニンが2.5mg/dlを超すような場合には,ACE阻害薬は腎機能を低下させることがあるため,他の薬剤のほうが安全であると思われる.Ca拮抗薬やα遮断薬は第一選択の薬剤と考えられる.
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