icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻4号

1997年04月発行

文献概要

今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて 合併症を伴う高血圧—個別治療の実際

小児・若年者高血圧とその治療

著者: 海老原昭夫1

所属機関: 1小山市民病院

ページ範囲:P.706 - P.709

文献購入ページに移動
ポイント
●小児の高血圧では二次性高血圧の頻度の高いのが特徴である.
●二次性高血圧について,原疾患の治療を優先するのは成人の場合と同様である.
●本態性高血圧について,非薬物療法を優先することも成人の場合と同様であるが,特に小児では肥満を伴うことが多いので,その場合にはカロリーの制限が重要である.
●薬物療法については,①成長期にあるものに対する長期投与の影響が明らかにされていないことや,②長期追跡の成績では何もしなくても血圧が正常化する例が多いことなどから,非薬物療法の徹底をはかり,できるだけ薬物投与を避けることが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?