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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻4号

1997年04月発行

文献概要

今月の主題 高血圧の治療—新しい時代を迎えて セミナー・病態と降圧薬

心肥大・動脈硬化

著者: 星野洋一1 永井良三1

所属機関: 1群馬大学医学部第2内科

ページ範囲:P.718 - P.721

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ポイント
●心肥大を誘導する因子としてアンジオテンシンIIとカテコールアミンは,降圧薬と関係が深い.
●臨床的にもACE阻害薬,β遮断薬,α1遮断薬には心肥大退縮効果が認められる.また,近日発売になるアンジオテンシンII受容体拮抗薬も心肥大抑制効果が期待できる.
●臨床的に抗動脈硬化を示す有効な降圧薬は現在のところ認められない.しかし,動脈硬化の促進因子である内皮機能低下を改善するACE阻害薬の効果が注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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