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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質と酸塩基平衡異常へのアプローチ

尿中電解質の測定と臨床的意義

著者: 小椋陽介1 酒井聡一2

所属機関: 1昭和大学医学部腎臓内科 2日比谷石川腎センター

ページ範囲:P.834 - P.837

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ポイント
●尿中電解質測定が水・電解質異常の診断には不可欠の検査である.
●尿中電解質測定には正常値はない.
●尿中電解質は,原則として24時間尿について排泄量を測定すべきである.
●尿中Na測定は,摂取食塩量や循環血漿量の増減の指標となる.
●K代謝異常の診断にはTTKGの測定が有用である.
●脱水時の診断にはelectrolyte free water clearanceの測定が有用である.
●尿anion gapは尿細管性アシドーシスの近位型と遠位型の鑑別に役立つ.
●FECa%は家族性低Ca尿性高Ca血症の診断に役立つ.
●Tmp/GFRは腎P排泄能の指標となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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