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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 K代謝とその異常

腎性K調節系

著者: 林松彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.877 - P.880

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ポイント
●Kは糸球体で自由に濾過され,近位曲尿細管で再吸収,近位直尿細管からHenleの下行脚にかけて排泄,Henleの上行脚で再吸収,皮質集合管で排泄,内髄質集合管で再吸収をおのおの受け,尿中には濾過されたKの5〜10%が排泄される.Kの最終的な排泄調節に最も重要な尿細管部位は皮質集合管であり,その主細胞が中心となる.
●腎でのK代謝調節に最も重要な役割を果たすのは,アルドステロンと,日々のK摂取量である.このほかに,酸・塩基平衡も重要な因子であるが,これらのいずれも集合管への作用を中心としている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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