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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 K代謝とその異常

K代謝と酸塩基平衡

著者: 竹本文美1

所属機関: 1虎の門病院腎センター

ページ範囲:P.884 - P.886

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ポイント
●生体内でK代謝と酸塩基平衡は互いに連関して動く.それは,酸塩基平衡異常が細胞内外でのK分布の調節と腎におけるKの排泄の調節に影響を及ぼすからであり,逆に,血漿K濃度も細胞内外でのH分布や腎での滴定酸やアンモニウムの排泄をコントロールするからである.ゆえに,アシドーシス・アルカローシスを補正するときには血漿K+濃度の変動に注意を要する.
●一般にはアシドーシスでは高K血症であり,代謝性アルカローシスでは低K血症であるが,下痢と尿細管性アシドーシスでは,代謝性アシドーシスであるが低K血症がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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