icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 K代謝とその異常

低K血症の治療

著者: 安藤康宏1

所属機関: 1自治医科大学腎臓内科

ページ範囲:P.897 - P.899

文献購入ページに移動
ポイント
●K欠乏の原因に対する対応が治療の根幹であり,さらに欠乏が予測されるときは予防的にK補給を考えるべきである.
●Kのほとんどは細胞内に分布しており,血清K濃度からは欠乏量を予測できないので,血清K濃度をチェックしつつ補正を行っていくこと.
●K補給では食事性K摂取量を第一とし,安易に静脈内投与は行わない.
●不整脈,肝性脳症,ジギタリス中毒は低K血症で増悪するので,軽度(3.0<K<3.5mEq/l)の低K血症でも補正すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら