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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 酸塩基平衡とその異常

酸塩基平衡と調節系—腎

著者: 根東義明1 永野千代子1 飯沼一宇1

所属機関: 1東北大学医学部小児科

ページ範囲:P.901 - P.903

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ポイント
●重炭酸イオンは,近位尿細管で糸球体濾液由来のものの大半が再吸収され,遠位尿細管では間在細胞内で産生される.
●アンモニアは,近位尿細管でグルタミンより産生される.
●遠位尿細管では,重炭酸イオンの産生と同時に,管腔内で主にリン酸よりなる滴定酸とアンモニウムイオンが産生され,尿への酸排泄の主役を担う.
●腎での酸排泄は,動脈血PCO2や動脈血pHにより生理的な調節を受けるほか,有効循環血液量,血清K濃度,アルドステロンなどによっても変動する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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