文献詳細
今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡
酸塩基平衡とその異常
文献概要
ポイント
●酸・塩基の調節,すなわちH+の調節は,血中の緩衝系と肺と腎によって行われているが,これらは独立したものではなく,互いに密接に関連している.
●特にこの一連の調節系の主役になっている重炭酸緩衝系では,Henderson-Hasselbalchの式がこれら3つの連携を明確に表しており,H+調節の状況を評価する際の基本的な「公式」になっている.
●肺は健常であれば,呼吸を加減することによってH+の調節に大いに関与しているが,逆に肺疾患などで呼吸が障害されると,腎などによる調節系が肺の働きを代償する.
●酸・塩基の調節,すなわちH+の調節は,血中の緩衝系と肺と腎によって行われているが,これらは独立したものではなく,互いに密接に関連している.
●特にこの一連の調節系の主役になっている重炭酸緩衝系では,Henderson-Hasselbalchの式がこれら3つの連携を明確に表しており,H+調節の状況を評価する際の基本的な「公式」になっている.
●肺は健常であれば,呼吸を加減することによってH+の調節に大いに関与しているが,逆に肺疾患などで呼吸が障害されると,腎などによる調節系が肺の働きを代償する.
掲載誌情報