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今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 酸塩基平衡とその異常
酸塩基平衡と調節系—肺
著者: 矢野新太郎1
所属機関: 1群馬大学医学部第3内科
ページ範囲:P.904 - P.905
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●酸・塩基の調節,すなわちH+の調節は,血中の緩衝系と肺と腎によって行われているが,これらは独立したものではなく,互いに密接に関連している.
●特にこの一連の調節系の主役になっている重炭酸緩衝系では,Henderson-Hasselbalchの式がこれら3つの連携を明確に表しており,H+調節の状況を評価する際の基本的な「公式」になっている.
●肺は健常であれば,呼吸を加減することによってH+の調節に大いに関与しているが,逆に肺疾患などで呼吸が障害されると,腎などによる調節系が肺の働きを代償する.
●酸・塩基の調節,すなわちH+の調節は,血中の緩衝系と肺と腎によって行われているが,これらは独立したものではなく,互いに密接に関連している.
●特にこの一連の調節系の主役になっている重炭酸緩衝系では,Henderson-Hasselbalchの式がこれら3つの連携を明確に表しており,H+調節の状況を評価する際の基本的な「公式」になっている.
●肺は健常であれば,呼吸を加減することによってH+の調節に大いに関与しているが,逆に肺疾患などで呼吸が障害されると,腎などによる調節系が肺の働きを代償する.
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