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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻5号

1997年05月発行

文献概要

今月の主題 日常臨床にみる水・電解質と酸塩基平衡 酸塩基平衡とその異常

呼吸性アシドーシス・アルカローシスの鑑別診断

著者: 大野彰二1

所属機関: 1自治医科大学呼吸器内科

ページ範囲:P.912 - P.913

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ポイント
●PaCO2の上昇・減少に基づく酸塩基平衡障害が呼吸性アシドーシス・アルカローシスである.
●単純性の酸塩基平衡異常か混合性の異常かの鑑別診断は,代償機転の程度をみるか,CO2-HCO3-ダイアグラム上データをプロットして判断する.
●代償作用
急性呼吸性アシドーシスΔHCO3-=0.1×ΔPaCO2
慢性呼吸性アシドーシスΔHCO3-=0.4×ΔPaCO2
急性呼吸性アルカローシスΔHCO3-=0.2×ΔPaCO2
慢性呼吸性アルカローシスΔHCO3-=0.5×ΔPaCO2
●呼吸性アシドーシス・アルカローシスの診断は血液ガス所見ばかりでなく,病歴や他の検査データを参考に診断する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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