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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 白血病発症のメカニズムと疫学

白血病発症の頻度—最近の動き

著者: 鈴木久三1 福谷久1

所属機関: 1市立岡崎病院内科

ページ範囲:P.1042 - P.1044

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ポイント
●白血病の頻度は年々増加しているが,これは人口の高齢化によるところが大きく,年齢調整を行うと増加傾向は認められなくなる.
●急性リンパ性白血病は小児にも発症のピークがあるが,それ以外の病型では加齢とともに増加する.特に骨髄異形成症候群については,50歳頃より急峻な増加を認める.
●アジアでは,慢性リンパ性白血病の頻度は極めて低い.
●原爆投下後,広島,長崎では白血病の発症が増加したが,チェルノブイリ原子炉の事故後にはこのような増加は認められていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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