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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識

急性白血病

症状と診断—急性白血病を見逃さないために

著者: 志越顕1 梅田正法1

所属機関: 1東邦大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1046 - P.1050

文献概要

ポイント
●正常血球減少による症状(貧血症状,出血傾向,発熱)を80%以上にみるが,浸潤症状(リンパ節腫脹,中枢神経浸潤症状,歯肉腫脹,関節痛,腹部膨満)の出現など,多彩な症状を呈することがある.
●偶然の機会に血液異常を発見され,無症状でありながら急性白血病と診断される症例が増えている.
●化学療法施行後に発症する二次性白血病が増加しており,既往に注意が必要である.
●出血傾向の有無,特に粘膜の観察は不可欠である.
●急性白血病を疑わせる所見があれば,至急,血算,生化学および凝固学的検査を施行し,異常を認めれば骨髄穿刺を考慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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