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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 急性白血病 薬物療法—スタンダードな治療法と期待される効果

治療の理念と治療法選択の考え方

著者: 井野晶夫1 宮崎仁1

所属機関: 1藤田保健衛生大学医学部内科

ページ範囲:P.1058 - P.1062

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ポイント
●G0期にある白血病細胞は抗癌剤に抵抗性である.また増殖刺激によっては,さらに細胞周期に動員されて増殖するため,治療成績に大きく影響を与える.
●化学療法は耐性の克服,個々の薬剤の相乗効果,副作用の分散を考慮して,通常,多剤併用で行われる.
●急性白血病の治療目標は治癒(長期無病生存)であり,完全寛解は治癒に向けての第一歩に過ぎない.
●PCR法による微少残存白血病の検討は体内白血病細胞106個レベルの検出を可能にするが,その評価は慎重に行うべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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