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今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 急性白血病 薬物療法—スタンダードな治療法と期待される効果
成人急性非リンパ性白血病
著者: 大竹茂樹1
所属機関: 1金沢大学医学部高密度無菌治療部
ページ範囲:P.1063 - P.1067
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●急性非リンパ性白血病の寛解導入療法には,ダウノルビシン,シタラビン(またはエノシタビン)およびメルカプトプリンの多剤併用療法を,骨髄が十分に低形成となり,芽球が5%以下となるように強力に行うのがよい.
●完全寛解率は70〜80%である.
●急性前骨髄球性白血病はトレチノイン(ATRA)と化学療法の併用が有用で,90%の完全寛解と60%以上の長期生存が期待できる.
●強力かつ非交叉耐性薬剤を含んだ寛解後療法と維持療法が予後を改善する.
●強力な化学療法を支える補助療法が非常に重要である.
●急性非リンパ性白血病の寛解導入療法には,ダウノルビシン,シタラビン(またはエノシタビン)およびメルカプトプリンの多剤併用療法を,骨髄が十分に低形成となり,芽球が5%以下となるように強力に行うのがよい.
●完全寛解率は70〜80%である.
●急性前骨髄球性白血病はトレチノイン(ATRA)と化学療法の併用が有用で,90%の完全寛解と60%以上の長期生存が期待できる.
●強力かつ非交叉耐性薬剤を含んだ寛解後療法と維持療法が予後を改善する.
●強力な化学療法を支える補助療法が非常に重要である.
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