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文献概要
今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 慢性白血病
慢性骨髄性白血病の診断と治療
著者: 小山覚1
所属機関: 1済生会新潟第二病院血液化学療法科
ページ範囲:P.1082 - P.1085
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●慢性骨髄性白血病は多能性幹細胞の腫瘍化で,慢性期,移行期,急性期へと進展する.
●好塩基球増加,白血球増加,好中球アルカリフォスファターゼ活性低値が早期診断の糸口になる.確定診断にはPh染色体(9;22転座)の存在や,分子レベルでBCR/ABLキメラ遺伝子を証明する.
●同種骨髄移植は最も治癒率の高い治療法であるが,移植関連死が問題である.
●IFN-αが第一選択薬であり,生存期間の延長が得られ,特に細胞遺伝学的有効例での予後は著しく改善されている.化学療法剤ではハイドロキシウレアが安全で使いやすい.
●慢性骨髄性白血病は多能性幹細胞の腫瘍化で,慢性期,移行期,急性期へと進展する.
●好塩基球増加,白血球増加,好中球アルカリフォスファターゼ活性低値が早期診断の糸口になる.確定診断にはPh染色体(9;22転座)の存在や,分子レベルでBCR/ABLキメラ遺伝子を証明する.
●同種骨髄移植は最も治癒率の高い治療法であるが,移植関連死が問題である.
●IFN-αが第一選択薬であり,生存期間の延長が得られ,特に細胞遺伝学的有効例での予後は著しく改善されている.化学療法剤ではハイドロキシウレアが安全で使いやすい.
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