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今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 白血病に対する造血幹細胞移植
移植の実際と移植後の問題点
著者: 権藤久司1
所属機関: 1九州大学医学部第1内科
ページ範囲:P.1125 - P.1131
文献購入ページに移動●白血病に対する造血幹細胞移植には,同種骨髄移植,自家骨髄移植,自己末梢血幹細胞移植がある.すでに確立された治療法であり,各移植法の特徴と問願点を把握して白血病の治療方針を決定すべきである.
●同種骨髄移植後の合併症には,移植前治療の副作用,移植片対宿主病(GVHD),感染症,再発,生着不全,晩期障害がある.
●移植成功の鍵は,移植後の時期によって異なる合併症に対する予防・早期診断・早期治療である.
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