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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識

白血病に対する造血幹細胞移植

〔移植の成績—長期予後と社会復帰〕急性白血病

著者: 森島泰雄1 田地浩史1

所属機関: 1愛知県がんセンター血液化学療法部

ページ範囲:P.1132 - P.1136

文献概要

ポイント
●成人の急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病のHLA適合同胞からの骨髄移植成績は,第1寛解期移植ではそれぞれ70%,60%と良好であるが,非寛解期移植では24%,17%と低下する.
●成人の急性骨髄性白血病の第1寛解期移植では,再発のリスクを考慮して移植の適応を決める.
●非血縁者間骨髄移植や急性リンパ性白血病第1寛解期における自家骨髄移植の成績は,HLA適合同胞からの骨髄移植成績とほぼ等しく,治療法の選択肢の一つである.
●治療法の選択の際には,移植後の社会復帰などのQOLも考慮に入れる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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