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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 白血病に対する造血幹細胞移植

〔移植の成績—長期予後と社会復帰〕慢性骨髄性白血病の骨髄移植

著者: 小池正1

所属機関: 1新潟大学医学部附属病院無菌治療部

ページ範囲:P.1137 - P.1141

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ポイント
●慢性骨髄性白血病(CML)慢性期の治療目標は,急性転化を防止するためにPh1陽性細胞を消失せしめることである.
●Ph1陽性細胞を消失せしめうる,治療法として,骨髄移植,インターフェロン(IFN)療法がある.
●CML慢性期の血縁者間骨髄移植は診断後早期に行えば,高い長期生存率が得られる.
●非血縁者間移植は,genotypeを含めた適合度のよいドナーを選択し,診断後早期に行えばよい成績が得られる.
●血縁者ドナーがいない場合,まずIFN療法を試みる.IFN無効の例では非血縁者間移植を考慮する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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