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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻6号

1997年06月発行

文献概要

今月の主題 白血病—日常の診療に必要な知識 補助療法・一般管理・QOL

出血傾向対策—血小板輸血の目安とDIC対策

著者: 石田明1 池田康夫2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部輸血センター 2慶應義塾大学医学部内科

ページ範囲:P.1150 - P.1153

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ポイント
●DICを合併しない白血病患者では,通常血小板数10,000/μl以下または出血傾向の増悪が血小板輸血の目安となる.
●白血病患者でDICを合併している場合は,化学療法開始後DICがさらに増悪する危険があるため,前もって血小板数を高めに維持しておく必要がある.
●MDSにおける血小板輸血は,頻回輸血が長期に及ぶ可能性も考慮し,輸血量や頻度を最小限にとどめることが重要である.
●APL患者におけるATRA療法では,治療開始後もDICの増悪がほとんどみられない.
●白血病患者におけるDIC対策は,白血病自体の治療が大原則である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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