文献詳細
演習 腹部CTの読みかた・3
文献概要
Case
65歳,男性.肝腫瘤の疑い.
数年前より肝機能障害を指摘され,血液生化学検査および画像診断から肝硬変と臨床診断され,経過観察中の患者である.HCV抗体陽性であり,感染時期は不明であるが,C型肝炎ウイルスによる肝硬変と考えられていた.外来では3カ月ごとに血液検査と腹部超音波検査が,1年ごとに腹部CT検査が施行されていた.しかし最新の超音波検査は長期海外出張のため,前回から10カ月間の期間があいていた.この超音波検査で肝右葉に辺縁の不明瞭な広範な低エコー領域が認められた.肝腫瘤を疑い,直ちに腹部CT検査が施行された.
65歳,男性.肝腫瘤の疑い.
数年前より肝機能障害を指摘され,血液生化学検査および画像診断から肝硬変と臨床診断され,経過観察中の患者である.HCV抗体陽性であり,感染時期は不明であるが,C型肝炎ウイルスによる肝硬変と考えられていた.外来では3カ月ごとに血液検査と腹部超音波検査が,1年ごとに腹部CT検査が施行されていた.しかし最新の超音波検査は長期海外出張のため,前回から10カ月間の期間があいていた.この超音波検査で肝右葉に辺縁の不明瞭な広範な低エコー領域が認められた.肝腫瘤を疑い,直ちに腹部CT検査が施行された.
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