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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 頭痛とめまいの外来診療 頭痛の理解を深めるために

頭痛と家族歴

著者: 海野佳子1

所属機関: 1北里大学医学部内科

ページ範囲:P.1281 - P.1285

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ポイント
●頭痛の診断で家族歴が重要となるのは主に片頭痛であるが,脳動脈瘤やモヤモヤ病,ミトコンドリア脳筋症でも時に参考になる.
●片頭痛患者が家族内に片頭痛を持つ頻度は50%以上と推定され,片頭痛には遺伝的要因が関与していると考えられている.
●片麻痺性片頭痛は,前兆として片麻痺をきたすことがあり,麻痺が遷延することもある.家族内発症が多く,前兆を伴う片頭痛の亜型に分類される.
●19番染色体の短腕上の点変異を伴うことがあり,P/Q型Caチャネルα1サブユニットをコードする遺伝子の異常であるとの報告もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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