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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻7号

1997年07月発行

今月の主題 頭痛とめまいの外来診療

めまいの正確な診断のために

めまいの診断に必要な神経学的診察

著者: 和泉唯信1 宇高不可思1 亀山正邦1

所属機関: 1住友病院神経内科

ページ範囲:P.1326 - P.1328

文献概要

ポイント
●めまいは日常臨床でしばしば遭遇し,神経疾患でもめまいを訴えることが多い.
●比較的軽微なめまいでも重篤な神経疾患を認めることがあり,見落としのない丁寧な神経学的診察が要求される.
●神経所見を組み合わせることにより病変部位が推測される.一般内科的所見,意識レベル,髄膜刺激徴候,起立・歩行の観察,脳神経,運動系,反射,知覚系,小脳症状,頸椎病変の有無,自律神経検査などについて,各自でポイントをまとめ診察することが必要である.
●高齢者では,椎骨脳底動脈系の循環障害を念頭に置いて診察する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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