icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 頭痛とめまいの外来診療 めまいの正確な診断のために

一般外来におけるめまいの検査の進め方

著者: 岡安裕之1

所属機関: 1聖路加国際病院内科

ページ範囲:P.1330 - P.1332

文献購入ページに移動
ポイント
●回転めまいの多くは,末梢前庭系の疾患で起こる.臨床症状と眼振の型から診断は可能だが,診断確定のためには耳鼻科的検査が必要である.
●回転めまいを認める中枢性疾患は,脳幹梗塞,小脳梗塞,小脳出血が主要なものであり,CT,MRIが診断に有用である.
●動揺めまいは末梢・中枢前庭系の疾患以外に広汎な疾患が原因となりうる.時に治療薬剤で起こることもある.
●失神型めまいでは,心血管系と血圧の検査が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?