文献詳細
文献概要
今月の主題 頭痛とめまいの外来診療 めまいの正確な診断のために
めまい患者の画像診断—MR画像を中心に
著者: 渡部恒也1
所属機関: 1埼玉医科大学放射線科
ページ範囲:P.1340 - P.1344
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●めまいの原因を探る意味での画像診断の対象部位には内耳迷路系,内耳道,小脳橋角部脳槽,さらには脳幹および小脳画があげられる.
●側頭骨迷路系病変の一部を除けば,これらの領域の観察にはMR画像が最も有効である.
●特に,内耳道内に限局した小さな聴神経腫瘍の診断にはGdキレート剤による造影画像が有効であるが,非造影画像でも撮像面の工夫により診断は可能である.
●めまいの原因となる脳幹実質性病変の診断においては,前庭神経核などの解剖学的な部位をMR画像から類推することも必要である.
●めまいの原因を探る意味での画像診断の対象部位には内耳迷路系,内耳道,小脳橋角部脳槽,さらには脳幹および小脳画があげられる.
●側頭骨迷路系病変の一部を除けば,これらの領域の観察にはMR画像が最も有効である.
●特に,内耳道内に限局した小さな聴神経腫瘍の診断にはGdキレート剤による造影画像が有効であるが,非造影画像でも撮像面の工夫により診断は可能である.
●めまいの原因となる脳幹実質性病変の診断においては,前庭神経核などの解剖学的な部位をMR画像から類推することも必要である.
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