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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻7号

1997年07月発行

文献概要

今月の主題 頭痛とめまいの外来診療 めまいの適切な治療のために

救急処置の必要なめまい

著者: 副島京子1 堀進悟1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部救急部

ページ範囲:P.1345 - P.1349

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ポイント
●めまいを主訴とする患者のなかには,救急処置を要する場合がある.まず,患者のバイタルをチェックして“何がめまいを起こしているか?”を判断する.
●救急処置の必要な代表的なものは,不整脈(頻脈,徐脈)による脳血流低下である.不整脈を認めたら,①静脈路を確保して,②12誘導心電図を記録する.
●不整脈の種類,発作時の血行動態により治療法の選択が異なる.
●頻拍に対する治療には,①薬物療法と②カルディオバージョン・除細動がある.頻脈が原因でショックになり,意識が混濁しているような場合には,②の適応である.
●徐脈の場合では,硫酸アトロピン,ドパミンなどで,ある程度脈は増加することもあるが,最終的には経静脈ペーシングが必要なことも多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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