icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina34巻8号

1997年08月発行

今月の主題 循環器薬の使い方 1997

循環器薬はどの病態の予後を改善するか

β遮断薬

著者: 横田慶之1 川合宏哉2

所属機関: 1神戸大学医学部保健学科 2神戸大学医学部第1内科

ページ範囲:P.1465 - P.1469

文献概要

ポイント
●高血圧に対するβ遮断薬療法は単なる降圧効果のみでなく,脳卒中や虚血性心疾患発症の一次予防効果を期待できる.
●β遮断薬療法は,その心筋や血管の保護作用により,急性心筋梗塞ならびに心筋梗塞後の慢性期のいずれにおいても二次予防効果を期待できる.本療法の有効性はISAのあるβ遮断薬に比し,ISAのないβ遮断薬が優れている.
●近年,慢性心不全に対してβ遮断薬療法が注目されている.本療法は心不全患者の心症状,心機能,運動耐用能の改善のみでなく,生命予後の延長にも有用であることが確認されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら