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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻8号

1997年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1997 循環器薬はどの病態の予後を改善するか

抗高脂血症薬

著者: 嶋津伸子1 寺本民生2

所属機関: 1東京都老人医療センター 2帝京大学医学部附属病院内科

ページ範囲:P.1487 - P.1489

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ポイント
●高コレステロール血症が冠動脈性疾患の危険因子であることが,大規模な疫学的調査で明らかにされてきた.
●スタチン系薬剤による高脂血症治療が,虚血性心疾患の予防のみならず死亡率の減少をももたらすことが,最近の脂質介入試験にて報告されている.
●フィブラート系薬剤による高脂血症治療は,高トリグリセライド血症の低下とHDL-Cの上昇により顕著な動脈硬化予防効果を示す.
●酸化LDLが動脈硬化の初期病変に深く関与していることが推定されている.
●抗酸化作用を持つプロブコールは,動物実験では抗動脈硬化作用を認めるが,ヒトにおいてはその有用性を表す報告は少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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