文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 心不全
β遮断薬の使い方
著者: 蔦本尚慶1 木之下正彦1
所属機関: 1滋賀医科大学第1内科
ページ範囲:P.1510 - P.1513
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●慢性心不全の進展にレニン-アンジオテンシン系,交感神経系などの神経体液性因子の亢進が強く関与している.
●慢性心不全に対するβ遮断薬は少量から漸増投与すること,導入期には心不全の増悪が起こりうるので忍容性を確認しながらの投与が必要である.
●慢性心不全に対するβ遮断薬は自覚症状,左室機能,予後を改善する可能性があるが,このような効果は投与3カ月以上後に認められることが多い.
●慢性心不全の進展にレニン-アンジオテンシン系,交感神経系などの神経体液性因子の亢進が強く関与している.
●慢性心不全に対するβ遮断薬は少量から漸増投与すること,導入期には心不全の増悪が起こりうるので忍容性を確認しながらの投与が必要である.
●慢性心不全に対するβ遮断薬は自覚症状,左室機能,予後を改善する可能性があるが,このような効果は投与3カ月以上後に認められることが多い.
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