文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 狭心症
硝酸薬の使い方
著者: 日浅芳一1 高橋健文1
所属機関: 1小松島赤十字病院循環器科
ページ範囲:P.1524 - P.1526
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●硝酸薬の作用機序は主として,前負荷の軽減による心筋酸素需要量の減少と冠動脈の直接拡張作用である.
●冠攣縮性狭心症の発作時には,軽い発作でも直ちに即効性硝酸薬を使用する.
●発作予防としては,労作性狭心症ではβ遮断薬,冠攣縮性狭心症にはCa拮抗薬が第一選択で,硝酸薬は補完的なものとして使用する.
●不安定狭心症には硝酸薬の注射薬が第一選択である.
●発作の好発時間帯に血中濃度が高くなるよう投薬を工夫し,休薬時間帯を置くことが耐性回避に役立つ.
●漫然とした長期使用は心事故を誘発することがある.
●硝酸薬の作用機序は主として,前負荷の軽減による心筋酸素需要量の減少と冠動脈の直接拡張作用である.
●冠攣縮性狭心症の発作時には,軽い発作でも直ちに即効性硝酸薬を使用する.
●発作予防としては,労作性狭心症ではβ遮断薬,冠攣縮性狭心症にはCa拮抗薬が第一選択で,硝酸薬は補完的なものとして使用する.
●不安定狭心症には硝酸薬の注射薬が第一選択である.
●発作の好発時間帯に血中濃度が高くなるよう投薬を工夫し,休薬時間帯を置くことが耐性回避に役立つ.
●漫然とした長期使用は心事故を誘発することがある.
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