文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 狭心症
β遮断薬の使い方
著者: 門田一繁1 光藤和明1
所属機関: 1倉敷中央病院循環器内科
ページ範囲:P.1527 - P.1529
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●カテコールアミンの受容体であるβ受容体には,心臓などに主に分布するβ1受容体と,気管支および血管平滑筋などに分布するβ2受容体の2つがある.
●β遮断薬にはβ1選択性の有無,内因性交感神経刺激作用(ISA)の有無,α遮断作用の有無などの違いによって様々な種類のものがある.
●狭心症に対しては,これらのβ遮断薬のうちβ1選択性が高くISAのない薬剤が,効果と副作用の点から望ましい.
●β遮断薬の使用に際しては,β遮断作用に伴う副作用(喘息の悪化,心不全の悪化,徐脈,冠攣縮性狭心症の悪化)などに注意すべきである.
●カテコールアミンの受容体であるβ受容体には,心臓などに主に分布するβ1受容体と,気管支および血管平滑筋などに分布するβ2受容体の2つがある.
●β遮断薬にはβ1選択性の有無,内因性交感神経刺激作用(ISA)の有無,α遮断作用の有無などの違いによって様々な種類のものがある.
●狭心症に対しては,これらのβ遮断薬のうちβ1選択性が高くISAのない薬剤が,効果と副作用の点から望ましい.
●β遮断薬の使用に際しては,β遮断作用に伴う副作用(喘息の悪化,心不全の悪化,徐脈,冠攣縮性狭心症の悪化)などに注意すべきである.
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