文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 急性心筋梗塞
血栓溶解薬の使い方
著者: 高山守正1
所属機関: 1日本医科大学附属病院第1内科・集中治療室
ページ範囲:P.1542 - P.1545
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●血栓溶解薬の適応は,胸痛発症12時間以内の心筋梗塞であり,再灌流までの時間が短いほど心筋の壊死は小さい.
●出血性合併症の危険,特に脳出血を起こす危険に最も注意のこと.
●ヘパリン静注,抗血小板薬の併用が血栓溶解薬の効果発現に重要である.
●血栓溶解薬(tPA)静注の再開通効果は65〜70%に限られ,投与1時間で効果発現がなければ緊急PTCAを考慮する.
●血栓溶解薬の適応は,胸痛発症12時間以内の心筋梗塞であり,再灌流までの時間が短いほど心筋の壊死は小さい.
●出血性合併症の危険,特に脳出血を起こす危険に最も注意のこと.
●ヘパリン静注,抗血小板薬の併用が血栓溶解薬の効果発現に重要である.
●血栓溶解薬(tPA)静注の再開通効果は65〜70%に限られ,投与1時間で効果発現がなければ緊急PTCAを考慮する.
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