文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 急性心筋梗塞
ACE阻害薬の使い方
著者: 辻正純1 斎藤穎1
所属機関: 1日本大学医学部第2内科
ページ範囲:P.1550 - P.1552
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●急性心筋梗塞のハイリスク症例(広範囲前壁梗塞や心不全合併症例)では,ACE阻害薬の投与は積極的に行うべきである.
●ACE阻害薬の改善効果は,血行動態の改善,左室リモデリングの抑制および死亡率の減少に認められる.
●急性期のACE阻害薬使用時には通常使用量の半量程度から開始し,血圧低下や腎機能障害,血清K値の上昇などに注意して漸増する.
●急性心筋梗塞のハイリスク症例(広範囲前壁梗塞や心不全合併症例)では,ACE阻害薬の投与は積極的に行うべきである.
●ACE阻害薬の改善効果は,血行動態の改善,左室リモデリングの抑制および死亡率の減少に認められる.
●急性期のACE阻害薬使用時には通常使用量の半量程度から開始し,血圧低下や腎機能障害,血清K値の上昇などに注意して漸増する.
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