文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 不整脈
上室頻拍の発生機序と治療薬の選択
著者: 池田隆徳1
所属機関: 1東邦大学大橋病院第3内科
ページ範囲:P.1553 - P.1555
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●上室頻拍とは,QRSが洞調律と同じ波形を示し,P波とQRS波が1:1に対応する頻拍である.
●上室頻拍の発生機序は,①自動能亢進,②撃発活動,③リエントリーに分類され,このうちリエントリーによるものが最も多い.
●洞結節または房室結節がリエントリー回路の一部を形成する場合,その停止にはベラパミルまたはATPの静注が有効である.
●自動能亢進を機序とする頻拍では,薬剤抵抗性のことが多いが,β遮断薬またはフレカイニドが有効なことがある.
●撃発活動を機序とする頻拍では,ベラパミルが有効なことが多い.
●上室頻拍とは,QRSが洞調律と同じ波形を示し,P波とQRS波が1:1に対応する頻拍である.
●上室頻拍の発生機序は,①自動能亢進,②撃発活動,③リエントリーに分類され,このうちリエントリーによるものが最も多い.
●洞結節または房室結節がリエントリー回路の一部を形成する場合,その停止にはベラパミルまたはATPの静注が有効である.
●自動能亢進を機序とする頻拍では,薬剤抵抗性のことが多いが,β遮断薬またはフレカイニドが有効なことがある.
●撃発活動を機序とする頻拍では,ベラパミルが有効なことが多い.
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