文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 不整脈
クラスⅢ群薬の使い方
著者: 山口巖1
所属機関: 1筑波大学臨床医学系内科
ページ範囲:P.1573 - P.1575
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●アミオダロンはⅢ群薬としての電位依存性K電流IkおよびIk1抑制作用のほかに,Naチャネル抑制作用,αおよびβ受容体の非競合的拮抗作用,さらにCa拮抗作用を有する.
●大規模臨床試験によると,アミオダロン治療は心筋梗塞後の心室期外収縮を有する患者の死亡率を有意に減少させること,うっ血性心不全患者に関しては基礎疾患に非虚血性心筋症を有する群の生存率は虚血群より高率であることが示されている.
●副作用は多彩であり,特に間質性肺炎と肺線維症は致死性で,長期あるいは大量投与例以外にも発症するので厳重な追跡管理を要する.
●アミオダロンはⅢ群薬としての電位依存性K電流IkおよびIk1抑制作用のほかに,Naチャネル抑制作用,αおよびβ受容体の非競合的拮抗作用,さらにCa拮抗作用を有する.
●大規模臨床試験によると,アミオダロン治療は心筋梗塞後の心室期外収縮を有する患者の死亡率を有意に減少させること,うっ血性心不全患者に関しては基礎疾患に非虚血性心筋症を有する群の生存率は虚血群より高率であることが示されている.
●副作用は多彩であり,特に間質性肺炎と肺線維症は致死性で,長期あるいは大量投与例以外にも発症するので厳重な追跡管理を要する.
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