文献詳細
文献概要
今月の主題 循環器薬の使い方 1997 高血圧
ACE阻害薬の使い方
著者: 齊藤郁夫1
所属機関: 1慶應義塾大学保健管理センター
ページ範囲:P.1588 - P.1590
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●ACE阻害薬は,血管浮腫の既往,妊娠中,高度の腎障害,高K血症,片腎摘後あるいは両側の腎血管性高血圧を伴う高血圧患者など非常に特殊な病態を除き,高血圧患者の多くで適用となり降圧効果は良好である.
●副作用の咳嗽により,長期の継続が困難になることが最大の欠点であるが,重大な副作用はほとんどなく,代謝面での悪影響もない.
●心,腎の臓器保護作用もすでに証明されており,この点ではCa拮抗薬,α1遮断薬などより優れた降圧薬といえる.
●ACE阻害薬は,血管浮腫の既往,妊娠中,高度の腎障害,高K血症,片腎摘後あるいは両側の腎血管性高血圧を伴う高血圧患者など非常に特殊な病態を除き,高血圧患者の多くで適用となり降圧効果は良好である.
●副作用の咳嗽により,長期の継続が困難になることが最大の欠点であるが,重大な副作用はほとんどなく,代謝面での悪影響もない.
●心,腎の臓器保護作用もすでに証明されており,この点ではCa拮抗薬,α1遮断薬などより優れた降圧薬といえる.
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