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今月の主題 循環器薬の使い方 1997 高脂血症
高脂血症の病態と治療の基本
著者: 村上透1 山田信博2
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学内科学・臨床検査医学 2東京大学医学部第3内科
ページ範囲:P.1597 - P.1601
文献購入ページに移動●冠動脈疾患の有無,他の危険因子の有無によって高コレステロール血症患者の管理基準が定められる.
●原発性高脂血症は,その原因遺伝子が明らかなものと明らかでないものがある.
●薬物療法の適応は,患者の背景・病態を考慮して慎重に判断する.
●家族性LPLまたはアポCII欠損では低脂肪食のみが有効であり,薬物の効果は期待されない.
●LDLコレステロール値は,フリードワルドの式〔総コレステロール-HDLコレステロール-0.2×トリグリセリド〕によって算出する(ただし,トリグリセリド<400mg/dlのときのみ).
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