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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻8号

1997年08月発行

今月の主題 循環器薬の使い方 1997

心筋症

肥大型心筋症に対する治療薬の選択と使い方

著者: 濱田希臣1 重松裕二1 児玉光司1

所属機関: 1愛媛大学医学部第2内科

ページ範囲:P.1610 - P.1612

文献概要

ポイント
●肥大型閉塞性心筋症の第一選択はβ遮断薬である.
●Ca拮抗薬は肥大型心筋症の左室拡張障害を改善し,運動耐容能を改善させる.
●Ia群抗不整脈薬であるジソピラミドとシベンゾリンは,肥大型心筋症の左室拡張機能を改善させるとともに,左室内圧較差を減少させる.
●強心配糖体,β受容体刺激薬,利尿薬,亜硝酸薬などの収縮力増強作用のある薬剤や,左室腔を減少させる薬剤の使用は原則として禁忌である.
●心房細動を合併する肥大型心筋症に対しては,血栓塞栓の予防のため抗凝固療法は必須である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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