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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻8号

1997年08月発行

文献概要

今月の主題 循環器薬の使い方 1997 その他の循環器疾患

閉塞性動脈硬化症に対する薬物治療の選択と使い方

著者: 西澤茂樹1 平井寛則2

所属機関: 1日産厚生会玉川病院内科 2東邦大学大橋病院第3内科

ページ範囲:P.1621 - P.1623

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ポイント
●閉塞性動脈硬化症の治療方針は,重症度を基準としたFontaine分類に基づき決定する.
●Ⅰ度(しびれ感,冷感)は経口薬物療法であり,抗血小板薬と血管拡張薬を併用する.
●Ⅱ度(間欠性跛行)の軽症例は経口薬物療法を行い,血管拡張作用のある抗血小板薬や経口プロスタグランジン製剤や微小循環改善薬を併用する.日常生活が極度に制限される重症例は,血行再建術や外科療法を考慮する.
●Ⅲ度(安静時痛)とIV度(潰瘍,壊死)は血行再建術や外科療法を第一選択とする.外科療法が適応外の一部の症例でも薬物療法を行う.プロスタグランジン製剤の動注または静注を中心とし,抗凝固薬を併用する.
●糖尿病,高脂血症など動脈硬化を促進する要因を取り除くための予防と治療を行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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