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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻8号

1997年08月発行

文献概要

Drug Information 副作用情報・17

消化性潰瘍・消化管潰瘍(2)

著者: 浜六郎1

所属機関: 1医薬ビジランスセンターJIP

ページ範囲:P.1667 - P.1670

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 プロスタグランジンは胃腸の粘膜に対して,防御的に働いている.したがって,プロスタグランジンの合成を阻害するNSAIDs(非ステロイド系抗炎症鎮痛剤)はすべて胃腸の粘膜を障害する.さらに最近では,NSAIDsが直接的に酸として作用することによる障害が,胃腸に対する毒性の作用機序として明らかになったとされている1).DukesNMG編Side Effects of Drugs,12th ed(1992)を中心に引用し,消化性潰瘍,消化管潰瘍の原因としてのNSAIDsの役割を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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