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文献詳細

雑誌文献

medicina34巻9号

1997年09月発行

文献概要

今月の主題 外来診療でここまでできる 血液疾患・感染症

感染性腸炎

著者: 井上冬彦1 深田雅之1 杉坂宏明1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学第三病院内科学講座第1

ページ範囲:P.1703 - P.1705

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ポイント
●感染性腸炎の多くは外来診療で対応できる.
●入院が必要となるのは法定伝染病,排菌のある腸結核,ボツリヌス菌食中毒,MRSA腸炎,偽膜性腸炎などと,その他の腸炎の重症例である.
●大腸菌O157:H7などによる腸管出血性大腸菌腸炎の場合,軽症であれば経過観察を行い,溶血性尿毒症症候群や脳症の初期症状に注意しながら経過観察すれば外来診療が可能である.
●感染性腸炎の多くは対症療法のみで軽快し,抗菌剤投与が必要となるのは,法定伝染病を含めた一部の症例に限られる.
●原因菌不明のまま抗菌剤を投与をする場合は,ニューキノロン剤などを使用する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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