文献詳細
文献概要
今月の主題 外来診療でここまでできる 血液疾患・感染症
非定型抗酸菌症
著者: 田中栄作1 網谷良一1
所属機関: 1京都大学胸部疾患研究所呼吸器感染症科
ページ範囲:P.1710 - P.1712
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●大量排菌患者であっても,入院加療しなければならないという社会的制約はない.
●入院の適応は,あくまでも患者の一般状態を基準として決定する.
●患者検体から抗酸菌が検出された場合,菌の同定を確実に行うことが最も重要となる.
●M.avium-intracellulare complex症に対して,クラリスロマイシンを含む多剤併用療法が有効である.ただし,高齢で基礎疾患を有する患者が多いため,副作用には特に注意する必要がある.
●クラリスロマイシン単剤による治療は容易に耐性株を誘導するため,避けるべきである.
●大量排菌患者であっても,入院加療しなければならないという社会的制約はない.
●入院の適応は,あくまでも患者の一般状態を基準として決定する.
●患者検体から抗酸菌が検出された場合,菌の同定を確実に行うことが最も重要となる.
●M.avium-intracellulare complex症に対して,クラリスロマイシンを含む多剤併用療法が有効である.ただし,高齢で基礎疾患を有する患者が多いため,副作用には特に注意する必要がある.
●クラリスロマイシン単剤による治療は容易に耐性株を誘導するため,避けるべきである.
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